林地生産力の測定方法に関する研究(第1報)
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概要
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林地の材積収穫可能性を土地の自然的性質から求めるための方法を耕地のそれに準じて設定し, それを岩手県下のアカマツ林について適用し, つぎのことを知つた。1) 耕地において行つてきた方式は, この調査の範囲では, 理論的には, 林地の材積収穫可能性を出す場合にも適用されうる。2) 問題はその作業の難易である。作業の難易は耕地のそれとの比較において, 耕地では, 気候と土壤の本質の等しい土地の拡がりの標準の条件における収量の把握に困難があるのに対して, 林地では, 「排水の良否」, 「土層の深さ」等土地の偶有的な性質の把握に問題がある。これらの問題がとかれるためには, 今後数多くの研究がなされねばならない。
- 一般社団法人日本森林学会の論文
- 1955-04-25
著者
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