オオスジコガネ(鞘翅目 : こがねむし科)由来の連続継代性細胞系
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概要
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オオスジコガネ胚子組織の培養から連続継代性細胞系を作出した。この細胞系の増殖は遅く, 細胞数倍加時間は4.5日であった。細胞系は主として細胞質内に多数の大型液胞をもつ細胞よりなっていた。細胞の核型は2倍体のそれに近かった。本細胞系はisocitratedehydrogenase(ICD), malicenzyme(ME), phgsphoglucoseisomerase(PGI), phosphoglucOmutase(PGM)等のアイソザイム型により他の昆虫細胞系と区別ができた。また本細胞系はSericesthisおよびCostelytraのイリデッセントウイルスに感受性であった。
- 1989-12-01