産業情報の保存と学外への提供 (特集:リソース・シェアリング:資料利用のための協力)
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概要
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法政大学産業情報センターは研究所と図書館の機能を併せ持った機関として1986年(昭和61)に設立された。特に後者は日本初のディポジット・ライブラリー(保存図書館)として,各方面の支援を受けながら堅実な成長を続けている。所蔵量は設立8年目で既に14万冊余に及んでいるが,これは経済関係の専門図書館としては国内最大規模である。この豊かな蔵書は法政大学関係者はもとより広く学外の研究者に開放しており,その提供件数は蔵書の充実化と相俟ってここ数年急激に増大している。今後の更なる発展のためには多くの艱難が待ち受けているが,わが国産業研究の兵站機関としての責務を果たしていくべくその克服の努力を地道に続けたい。
- 1993-11-01