日本における科学リテラシーに関する研究動向(<特集>情報リテラシー)
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概要
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日本における科学リテラシーに関する研究文献(雑誌論文が主で,学会口頭発表予稿も含む)を取り上げ,解題を通して研究動向を概観する。日本において科学リテラシーに関する文献は1983年に現れ,1994年以降議論が盛んになり始めた。教育(科学教育)分野以外では物理(物理教育)分野の文献が多くみられる。海外の大規模調査(OECD,TIMSS等)の結果に基づき,科学リテラシーの習熟度を把握したり,カリキュラムを提案する文献が目立つ。「科学リテラシー」の定義や範囲についてはAAAS等の定義を引用するにとどまる文献が多いが,海外での科学リテラシーに関する定義,議論を概観し,年代毎にまとめているものも見られる。
- 2002-11-01