気管支鏡と感染対策(第27回日本呼吸器内視鏡学会総会 : シンポジウム3-4)
スポンサーリンク
概要
- 論文の詳細を見る
気管支鏡検査および処置に際しては, すべての被検者に感染症が存在する危険性があると認識して器具の洗浄消毒滅菌を確実に行い, 医療スタッフも自身への感染防御には常に注意を払うべきである. 内視鏡の消毒剤に関してはグルタールアルデヒドが汎用されているが, 次世代の高レベル消毒剤であるフタラール製剤と過酢酸製剤が特に抗酸菌に対してグルタールアルデヒドに比べ有意に高い殺菌力を示している. 周辺機器に関してはできるだけディスポーザブル製品を使用することが望ましい. 本稿は, 日本呼吸器内視鏡学会のホームページ上に掲載した手引書「気管支鏡検査を安全に行うために」(日本呼吸器内視鏡学会, 安全対策委員会編)の感染対策の項と同じ内容である.
- 日本呼吸器内視鏡学会の論文
- 2004-12-25
著者
関連論文
- 2006年アンケート調査からみた国内における気管支鏡の実態(2次出版)
- 日本呼吸器内視鏡学会編「気管支鏡説明文書(検査編,治療編)」の紹介(第32回日本呼吸器内視鏡学会九州支部会)
- W1-6 「気管支鏡検査の実態と経年的変化 : 教訓的事例に基づく安全対策」 : 安全対策委員会からの提言(特別報告,リスク・マネージメント,ワークショップ1,第31回日本呼吸器内視鏡学会学術集会)
- 気管支鏡と感染対策(第27回日本呼吸器内視鏡学会総会 : シンポジウム3-4)