システム分析のための知識マネージメントの研究(知識情報インフラ)(<特集>人工知能分野における博士論文)
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概要
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本研究では,システムの分析段階で得られる知識を計算機援用で記述し有効に利用するための知識マネージメントによるシステムの分析方法を提案する.システムの分析では,さまざまなシステムビューで対象の業務を捉える.これは,多くの場合,チャートによって記述される.チャートは,いくつかの種類のノードとアークの組合せによって表現される.このノードとアークの組合せを知識として蓄積し有効利用する.知識を記述するためにKRSA(knowledge Representation for Systems Analysis)を提案する.KRSAでは,チャートに記述されている知識を,論理的な関係を表すTopological Knowledge Primitives,幾何学的な関係を表すGeometrical Knowledge Primitives,動作特性を表すOperational Knowledge Primitivesの3種類のKnowledge Primitivesで表現する.本研究では,(a)リアクティブシステムドメインのオントロジーの獲得,(b)帳票処理業務のオントロジーの獲得,( c)協調業務分析向きMCMの再利用,(d)複数チャートによる協調業務の分析プロセス,(e)Petri Netによる協調業務の分析プロセスの五つのシステム分析法にKRSAを用いて,知識マネージメントを行う方法を提案する.
- 社団法人人工知能学会の論文
- 2005-01-01
著者
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