信号処理を利用した人物像アニメーション
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概要
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人物像のアニメーションは興味深い課題である。伝統的なキーフレーム法では、熟練したアニメータは非常に多くの自由度を指定して、望みの動きを生成している。従って、効率的に動きを生成したり修正することが可能なツールをアニメータに提供することが望まれている。本論文では、会話的でかつ従来のシステムに比べ高い次元で既存の動きデータを修正したり結合できるように、動きの編集を容易にするような信号処理のいくつかの技術を紹介する。多重解像度動きフィルタリングを用いると動きの誇張などのアニメーション効果を生成できる。動的な時間伸長は時間軸上の動きの位置合わせを自動的に行なうために応用される。動きの波形合成は高速な非線形の信号修飾法で、人物像のように関節のある形状の関節角の制限などに有効である。最後は、動きのディスプレースメント・マッピングが、キーフレーム法のようなインタフェースで、モーションキャプチャによるデータの編集を手軽にできることを示す。
- 1995-12-21