並列計算機結合網の性能評価
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概要
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並列計算機用のネットワークシミュレータを開発した。このシミュレータの重要な特徴は、まず、入出力ノードのユニットを含め結合網全体について評価でき、また、実際の並列計算機であるCenju2、Cenju-3を元に設計されていることである。更に、トポロジー、フロー制御、パケット生成パターン等、多くのパラメータを扱うことができる。これにより、Receiverでのパケット処理時間が最も重要な要素であり、このオーバヘッドの低減により、結合網性能は飛躍的に向上することが分かった。また、Virtual Channelは、オーバーヘッドが小さい場合、高スループット、低レイテンシを実現できることが確認された。
- 一般社団法人情報処理学会の論文
- 1995-03-10