データ駆動プロセッサにおけるスレッド処理についての考察
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概要
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データ駆動の動的命令スケジューリングはプログラムに内在する並列性を自然に抽出できる,遠隔メモリ参照のような長いレイテンシの操作を許容できる,などの超並列計算機向きの特徴を持つ.しかし静的命令スケジューリングの欠如に起因する非効率性が認識され,主に制御駆動との融合が検討されてきた.本報告では制御駆動との融合よりはむしろ,静的にスケジュールされた命令がコードブロックの連続位置に配置されることを前提に,多重命令フェッチと命令プリフェッチとでスレッド処理の効率化を考察する.さらに機能ユニットの多重化と共に多重行先トークンを導入することで同時フェッチした命令の並列実行について考察する.
- 1994-12-13