How Do Asymptomatic Subjects with Positive RAST Differ from Allergic Patients?
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概要
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特異的IgE抗体をもちながら, アレルギーの既往がまったくない人々が存在する.発症しない理由が明らかになれば, アレルギー患者を寛解に導ける可能性がある.抗原抗体反応によるアレルギー反応の初相は化学伝達物質の遊離である.この観点から, 著者らはスギRASTが陽性であるものの, スギ花粉症の既往がない10名について, アレルギー反応によってヒス夕ミンが遊離するかどうかを検討した.その結果, 6名においてヒスタミンの遊離が認められた.この6名は実生活においてもスギ花粉の吸入によって抗原抗体反応が生じ, ヒスタミンが遊離しているはずである.それにもかかわらず無症状である理由を知るには, このような人々を対象としたヒスタミン代謝に関する研究が必要である.
- 日本花粉学会の論文
- 2004-12-31
著者
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Ide Takeshi
Department Of Chemistry Nara Medical University
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ASHIDA Tsuneo
Ashida ENT Clinic
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Ashida T
Ashida Ent Clinic
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