コヒーレント状態による量子鍵配送の通信路損失耐性(<特集>量子計算と量子情報)
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概要
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コヒーレント状態の位相を用いる量子鍵配送プロトコルについて, 無条件安全性の証明を与え, 通信路の透過率η→Oの極限で, ηに比例する秘密鍵の生成レートが達成可能であることを示す.この傾向は, 送信者の用いるコヒーレント状態の振幅, 規格化したraw keyの生成レート, およびエラーレートのパラメータ領域のすべてにおいて成立する.この結果は, このプロトコルが本質的に通信路の損失に対して耐性を持つことを示している.
- 一般社団法人情報処理学会の論文
- 2005-10-15