基本的な会計取引文の意味解析について
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概要
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会計取引を表す文章の意味解析について述べる,会計取引文の場合,一般の文章ではあまり見られ通い金額格,決済手段格が重要である.しかし,実際のところ,その表現形態は一意ではないので,(格)助詞に着目するだけでは,十分な意味解析は行えない。そこで,各会計取引用語の意味素性を精微に体系化するとともに,動詞と名詞,名詞と名詞などにおける意味関係認識への細かな適用方法を定める必要がある.なお,会計取引文の中で用いられる会計取引用語の中には,付帯情報(用語)を必要とするものがあるこれら付帯情報は,用語ごとにテンプレートとして保持しておき,このテンプレートとの照合により,用語認識の妥当性を把握するのに利用することができる.さらにまた,各文の意味処理後,複数の入力文の関連性を評価し,それらが1つの会計取引として成立するか否かを調べなければならない.このためには,会計取引知識が必要である.この知識は各文の前件と後件を規定するものであり,それにより文間の関連性をこれら条件間の整合性として扱うことができる.
- 1988-03-15
著者
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