日立マクセルのデータ交換用高密度記録媒体への取り組みについて(データ交換用磁気記録媒体の標準化と最新動向)
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概要
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磁気テープの高密度化の流れは, 日進月歩でとどまるところを知らない.バックアップ用磁気テープの分野では, それぞれの時代にキーになる技術が導入され, 高密度化が実現されてきた.たとえば, 1990年ごろメタル磁性体の導入により1GBクラスの記憶容量がカセット1巻で達成された.2000年では, トラックサーボ技術の導入で100GBの記録容量が達成された.この流れから予測すれば, 2010年では, 1000GB(1TB)の記録容量がカセット1巻で達成されるであろう.本講演では, バックアップ用に用いられるコンピュータテープのRoad Mapを紹介し, それぞれの容量を持った磁気テープがいかなる技術で完成されたかを述べ, また今後2010年に同かっていかなる技術動向が必要についても言及したい.最後に, 日立マクセル(株)のデータ交換用高密度記録媒体への取り組みについて, その一端を紹介する.
- 2002-02-05
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