データ交換用磁気記録媒体の標準化と最新動向
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概要
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データ情報交換用記録媒体として, 紙, フィルム, 磁気媒体, 光媒体, 半導体があり, そのうちISO/IECJTC1/SC11は, 磁気媒体の標準化を行っている.SC11の歴史は古く, 約40年にわたる活動実績があり, 近年ISOの標準化活動がソフトウェア工学へ主流を移している中にあって, 実体を持つ商品に対しての規格制定・標準化活動は, いまではJTC1の中にあって特異な存在になっている.一方, SC11の標準化活動が約1/2にわたり継続できていることは, 技術の進歩が時代の速度に合い, ますます重要性がましていることは明白である.本分野への日本貢献も大きく, 日本発の国際規格を最初に制定したのもSC11国内委員会である.本セッションでは, SC11の歴史, そして日本の本分野に対する貢献を述べるとともに, テープ1本あたり1テラバイトを超える記憶容量を有す日本の磁気記録媒体の技術にスポットを当てて紹介する.
- 一般社団法人情報処理学会の論文
- 2002-02-05