文字コード国際標準体系の現状と課題(文字コード国際標準化の動向と課題)
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概要
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情報処理学会の傘下にある情報規格調査会ではITの国際規格を担当している.その中のSC2専門委員会ては文字コードの国際規格化を進めていて, ISO/IEC10646という規格によって世界中の主な国の文字はほぼ規格化のめどが立ち, 漢字については約7万字が入った規格が出版されている.このような現状に基づいて, 我が国を中心に今後の文字コード体系の標準のあり方について検討する委員会が情報規格調査会に組織され, 文字の専門家, 標準の専門家, 文芸家, 省庁の担当者などの参加のもとに, 現在は第2ステージの議論がほぼ終了している.また, 情報処理学会試行標準という新しい制度においても漢字の標準化が進められているので, これらの委員会の審議の結果としての漢字の標準化の今後の方向を説明し, 併せて最近の国際および国内の動きを概説する.
- 一般社団法人情報処理学会の論文
- 2002-02-05