ビジネス改革とソフトウェア開発の同期(情報システム再構築のための都市計画アプローチ)
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概要
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KDDIは2000年10月DDI, KDD, IDOが合併し誕生した.合併直後, 当社の顧客管理・料金請求システムは旧会社の既存システムが乱立した状態になっており, また, 徐々にその柔軟性を失ってきていた.最近の通信業界は激変の時代を迎えている.マイライン制度の導入・ブロードバンド化の潮流・次世代携帯電話事業への参入….合併によるシナジー効果を発揮させるための早期のシステム整理統合, そして, 機能中心から構造中心のシステムへ変革させることにより今後の事業変化へ柔軟に対応できるシステムを目指すこと, これが我々に課せられた課題である.システムの変革には, 構造中心のアプローチで, 急ぐ部分から段階的に変革する方法を選択した.激変の時代に"機能定義"をし全面再構築などナンセンスだからである.手島歩三氏の指導のもと"ソフトウェアJIT法"を活用し, 我々の構造改革はスタートした.本日はその成果について紹介する.
- 一般社団法人情報処理学会の論文
- 2002-02-05