(2)問題形成と問題解決
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概要
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情報システム構築に参画する人々には「問題解決」能力が必須である.さらにその前に問題に気付き, 解決の必要性について共感的理解に達する「問題形成」能力が不可欠である.「問題形成と問題解決」科目は学部学生がユーザ部門の人々から「話せる相手」, 「話が分かる相手」と認められるために習得すべき諸能力を訓練するために設けられた.情報技術の利用とか情報システム構築を図る前に, ユーザ部門の人々とともに問題形成し, 問題解決案を作り, 共有することが肝要である.その方法と手順を今回は紹介する.この分野の手法は「ソフト・システム・アプローチ」と呼ばれる.問題と解決策について語り合う過程で「データ・モデリング」の対象となる諸概念が人々の心の中に形成され, 情報システム構築に円滑に繋がるであろう.
- 一般社団法人情報処理学会の論文
- 2001-09-15
著者
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