タバコにおけるTMV感染によるジャワネコブセンチュウ (Meloidogine and anica) の寄生の増加
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概要
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タバコにTMV, ジャワネコブセンチュウの両者を接種し, タバコの生育阻害, その根部の根こぶ数, 根部周辺のセンチュウ数の変動を中心に試験した。TMVのみを接種した区, センチュウのみを接種した区, TMV, センチュウの両者を接種しない3つの区をそれぞれ対照区とした。TMVとセンチュウを同時に接種した区-1区, TMV接種後, センチュウを接種した区-5区, センチュウ接種後, TMVを接種した区-5区の計11区とした。第1次接種と第2次接種との間隔は5日とし, 5〜25日のそれぞれ5区を設けた。TMVとセンチュウの両者を接種した区は, 全般に茎葉部, 根部ともに3つの対照区に比べ, 長さ, 重量とも明らかに生育阻害を示した。またTMVを接種したタバコでは, その根部の根こぶ数, 根部周辺土壌のセンチュウ数, ともにセンチュウのみを接種した対照区に比べ増加した。TMVとセンチュウの両者を接種したもの(上記11区)の中で, もっとも顕著にタバコの生育阻害, 根こぶ数の増加, 根部周辺土壌のセンチュウ数の増加のみられたのは, TMVとセンチュウを同時に接種した区であった。
- 日本植物病理学会の論文
- 1973-03-15
著者
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Raychaudhuri S.
Division Of Mycology And Plant Pathology
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Raychaudhuri S.
Division Of Mycloogy And Plant Pathology Indian Agricultural Research Institute
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Goswami B.
Division Of Mycology And Plant Pathology
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Goswami B.K
Division of Mycology and Plant Pathology
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Raychaudhuri S
Division of Mycology and Plant Pathology
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