コムギ赤サビ病菌 race 1A とrace 21Bの競合
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概要
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コムギ赤サビ病菌 Race 1A と Race 21B の夏胞子を等量混合し, 感受性コムギ品種農林61号および新中長の幼苗に数代継続接種し, その間の両 Race の生存割合を同時に接種したコムギ品種農林55号の幼苗に現われた病斑数によって調査した。実験は15℃, 20℃, および25℃に保たれた growth chamber 内で行なわれた。Race 21B は Race 1A より競争力が強く, とくに低温下ですぐれていた。競争力に対して夏胞子堆の密度および寄生コムギ品種は影響しなかった。Race 21B の夏胞子堆は15℃では Race 1A より早く成育したが, 20℃および25℃では Race 1Aとあまり変らない成育速度を示した。
- 日本植物病理学会の論文
- 1969-06-30
著者
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