新聞記事スクラップを自由キーワード・システムにより管理する場合のキーワードの効率的取扱法
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概要
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新聞記事の管理に自由キーワードを用いたパイロット・システムを運用し始めてから10年経った。このシステムではキーワードの累年蓄積は運用期間の長さに略々比例して増加するので,キーワードの管理とシステムの運用はキーワードの膨大さのため多くの労力を要する。 ここでは,システムの機能の低下をできるだけ避けながらもシステムの運用を楽にする方法について述べている。キーワードが最後にスクラップの記事に現われてから,5年間再出現しないとき,そのキーワードは"稀出語"として常用キーワード・ファイルから分離される。また,稀出語のうち10年間再出現しないものは稀出語ファイルからも廃棄される。 このような方法により,常用キーワード・ファイルの大きさは6年間のキーワードの蓄積量と略略同程度に縮小し,また稀出語ファイルの大きさは常用ファイルの1/2程度となる。この2つのファイルの大きさは,今後運用がつづけられても一定値となっており変らない。
- 1979-11-01