XMLによるナレッジナマネージメントのためのテキスト版OLAPとその構築環境
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概要
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近年,我々はITの進歩によって,多量の情報を入手できるようになったが,その反面,本当に必要なデータを得ることが困難になってきている.企業内に存在する重要な情報やノウハウを企業内の知識資産として蓄積,再利用することが重要である.この仕組みをナレッジマネージメント(KM)と呼んでいる.従来のKMはテキストのキーワード検索を基本に行われている.しかし企業内の多くの文書は半構造データである.これらのデータをうまく操作することによって,高度なKMを実現できる可能性がある.XMLは強力な半構造を表現する言語である.XMLによってシステムがある程度意味を理解できれば,いろいろな視点での分析が可能になる.すでに数値情報をベースにしているRDB,DWHの世界ではOLAPが存在している.我々はXMLネーティブなデータベース(KF)を開発して,文書データに対しても同様な高度な分析を行うことのできるテキスト版OLAPの仕組みとその構築環境を提案する.これらは,KFの特徴を生かして,ドリルダウン,スライシングなどのメカニズムを容易に構築できる.実験の結果,我々の構築環境を利用すると従来の方式に対して約3倍の生産性を示した.
- 一般社団法人情報処理学会の論文
- 2002-06-15
著者
-
服部 雅一
東芝ソリューション(株)プラットフォームソリューション事業部
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末田 直道
大分大学工学部
-
櫻井 茂明
株式会社東芝研究開発センター
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櫻井 茂明
株式会社 東芝 研究開発センター
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服部 雅一
株式会社東芝研究開発センター
-
櫻井 茂明
株式会社東芝
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末田 直道
大分大学工学部知能情報システム工学科
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野々村 克彦
株式会社東芝研究開発センター
-
磯部 庄三
株式会社東芝研究開発センター知識メディアラボラトリー
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