チャネルの使用条件に基づいたアウトプットセレクションファンクションに関する研究
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概要
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相互結合網におけるルーティングは経路が固定されている固定ルーティングに代って動的に経路を選択できる適応型ルーティングが利用されるようになってきている.適応型ルーティングでは出力チャネルの選択アルゴリズムであるアウトプットセレクションファンクションが性能に影響を与える.しかし,従来のアウトプットセレクションファンクションでは自由度の高い適応型ルーティングに対し適切な判断に基づいて出力チャネルを決定できない,特定のトポロジやトラフィックパターンによって性能が大きく変化してしまう,などの問題がある.本研究ではトラフィックパターンやトポロジに依存しないアウトプットセレクションファンクションであるCCB(Channel Characteristic Based)セレクションファンクションを提案し,シミュレーションにより評価を行った.CCBは既存の研究と異なり,ルーティングアルゴリズムによってバーチャルチャネルの特徴(使用条件)が各チャネルごとに異なる点に着目し,その性質を利用してパケットの転送効率を向上させる.シミュレーションの結果,CCBは評価したすべてのトラフィックパターンにおいて,既存の方法より高い性能を示すことが分かった.
- 一般社団法人情報処理学会の論文
- 2002-03-15
著者
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