動的コンパイル可能な並列言語の設計と実現
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概要
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フォールトトレラントシステムを記述するためのプログラミング言語として, 並列言語SPLを設計し, 実現した.SPLは, 大規模分散環境から, オペレーティングシステムのマイクロカーネルまで, さまざまな並列計算システムを統一的に記述することができる.さらに, 動的コンパイルを可能とし, 柔軟性のあるプログラミングをすることができる.処理系はトランスレータ方式とし, 20個のC言語関数を呼び出すC言語プログラムとして出力するため, ソースコードレベルでさまざまな並列計算システムへ可搬性の高いものとなっている.本論文では, SPLの設計概念, 実現の仕組みを説明し, プログラミングの応用例を紹介した後, 評価, 議論を行う
- 一般社団法人情報処理学会の論文
- 2002-01-15