古典線形論理の計算的解釈に基づく関数型言語の並列実行モデル
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概要
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古典線形論理は並列計算の新しい理論的基盤を与えるとして期待されている.Abramskyは並行計算のモデルの一種であるCHAMの枠組みを用いて古典線形論理の計算的解釈を与えた.Linear CHAMと名付けられたこの計算体系において, 古典線形論理の証明図に対応する項表現はproof expressionと呼ばれ, cut除去手続きに相当する書き換え規則によって簡約が行われる.本稿ではこのLinear CHAMに基づく関数型言語の並列実行モデルを提案する.まず, 直観主義論理の線形論理への埋め込みを用いて型付きλ計算がLinear CHAMに埋め込めることを示す.この埋め込みは型付きλ計算に定数を加えて得られる単純な関数型言語へ拡張することができる.次に, Linear CHAMの簡約を並列に実行するモデルを与える.いくつかの具体的なプログラムをLinear CHAMに変換し並列に実行した場合の台数効果を調べ, このモデルの有効性を検証する.
- 一般社団法人情報処理学会の論文
- 2000-11-15
著者
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佐藤 伸也
東大院工
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杉本 徹
理化学研究所脳科学総合研究センター
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佐藤 伸也
姫路獨協大学経済情報学部
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佐藤 伸也
東京理科大学大学院理工学研究科
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杉本 徹
東京理科大学理工学部
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杉本 徹
理化学研究所
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杉本 徹
独立行政法人理化学研究所脳科学総合研究センター
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