疎結合マルチプロセッサシステムのためのシステム記述言語の設計
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概要
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疎結合マルチプロセッサシステムでのシステムソフトウェア開発には, 従来のシステム記述言語では記述しにくい点がでてくる. オペレーティングシステムのような大規模で, かつ並行に動作する部分が多く, しかも信頼性が要求されるプログラムを記述するには新しい機能が必要である. 今回報告する言語は, 疎結合形態のマルチプロセッサ環境でシステムソフトウェア等を記述するためのものであり, プロセス単位での並行動作, 柔軟なプロセス間通信命令の提供, 非決定性の指定などの特徴をもつ. この言語の概略について報告し, 記述例を挙げ有効性について考察した.
- 一般社団法人情報処理学会の論文
- 1986-01-15