誤差関数とその周辺関数の数式処理と応用
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概要
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誤差関数は工学や物理学において広く現われる関数で, 熱伝導や流体力学の問題では現象の記述に中心的な役割を果たすことが多い. しかし, これらの現象を記述する微分方程式は機械的に解くことが可能であっても解析に繁雑な手間を要する場合が多く, そのような場合には数式処理システムの援用が期待できる. 本論文では, このような場合に有効となる, 誤差関数とそれに関連する関数向けの微分積分演算等の専用算法を提案する. これらの算法はLISPなどのリスト演算に基礎を置くシステムの上では, 簡単なリスト演算と四則のみの代数演算だけで実行でき, 他の数式処理的な手続きを必要とせず簡明で高速である. したがって, 大規模な数式処理システムを必ずしも前提とせずに, 実用上有意味な計算をある程度行うことができる. 本論文は, 3章で述べるそのような問題の一つを具体的に解くために行った研究を数式処理という立場から述べたものである.
- 一般社団法人情報処理学会の論文
- 1984-09-15
著者
-
横尾 英俊
山形大学工学部電気工学科
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片桐 理和
山形大学工学部
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小枝 祐司
山形大学工学部電気工学科
-
片桐 理和
Faculty Of Engineering Yamagata University
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