RSA公開鍵暗号の高速計算法と暗号LSIの構成
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概要
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RSA公開鍵暗号法の高速計算法と, この計算法に基づく暗号LSIの構成を提案する. 新計算法においては, 暗号計算単位であるnを法とする乗算/除算が同一クロックで同時に並行して実行される. 除算の商は, 計算量減少のため近似され, 近似商で算出された剰余は一定のルールによって簡単に補正される. 新計算法を適用した暗号LSIは, その大部分が規則的な回路とROMにより構成される. 暗号計算速度は, 現在のLSI技術を前提として, 50kb/sが実現できる. これにより暗号計算速度の低速性が解決され, RSA暗号の実用化が期待できる.
- 一般社団法人情報処理学会の論文
- 1983-11-15