差分法のベクトル計算
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概要
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差分法は, 原子力分野の計算の一つである中性子の拡散と輸送問題において, 楕円型偏微分方程式の数値解を得るために使用されてきた. この方面の大型原子力計算コード(プログラム)では, 大部分の計算時間が差分近似に基づく計算に費される. そこで, 差分計算が, 最近のスーパーコンピュータを用いたベクトル計算によって高速化されることが望まれる. 本論文では, 差分法のベクトル計算解法について, FACOM 230-75 APUを用いて計算時間の比較を行った結果について示す. 1次元問題では3対角連立方程式のベクトル計算用新解法を比較, 多次元問題では, 反復解法の計算時間を, 係数の優対角性およびベクトル化手法の違いにより比較する.
- 一般社団法人情報処理学会の論文
- 1983-01-15
著者
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