オンラインパーソナルコンピュータ用コマンドシステムPULC0Mの開発
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概要
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パーソナルコンピュータ(PULMIC)を大型計算機に通信回線を介して接続し, 大型計算機の資源を有効に活用してプログラミング環境を提供するコマンドシステムPULCOMを開発した. PULCOMの利用者は, PULMICのコンソールをもちいて, 大型計算機上のクロスソフトウェアを利用し, PULMICへダウンラインロードして, デバグをおこなう. またパッチを施した記憶装置上のイメージを, 大型計算機のファイルに保存し, 後刻再ロードすることもできる. また, 大型計算機の任意の端末からPULMIC利用することも可能である. 第2章では, PULCOMの仕様を定めるときの前提条件となったPULMICハードウェアおよびクロスソフトウェアを説明する. 第3章では, PULCOMの仕様を説明し, 第4章ではPULCOMのために大型計算機側に実装されたプログラムについてのべる. 第5章では, PULCOMの性能測定結果とその解析をのべる. 得られた速度は, PULMICに直接補助記憶等を設置した場合に較べて速いとはいい難いが, 研究システムの実験の道具としては充分実用的であると考える. また大型計算機の資源を直接利用することによる作業効率の向上は何ものにも替え難い. 今後ますます需要が増大すると思われるマイコン開発ツールのモデルともなると考える.
- 1980-03-15
著者
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