多重プロセッサシステムにおける記憶階層構成の最適化
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概要
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平等多重プロセッサシステムにおける主記憶系記憶階層を対象とする最適構成解析法を提案する. 本解析法はプロセッサの実行するプログラムの特性をオペレーティングシステムの特性で代表させることにより記憶階層内のメモリアクセス競合現象を単純な待ち行列モデルで表現したことを特徴としており, 与えられたプロセッサ・主記憶系間の実効アクセス時間の制約条件下で主記憶系の総コストを最小とする最適構成を幾何計画法を基礎とする逐次近似法により導く. また本解析法は3階層構成において数回程度の近似回数で5%以内の変動範囲に解が収束し実用的である. さらに本解析法を数年後のリアルタイムシステムを想定した具体例に適用し多重プロセッサ化と主記憶の多層化による主記憶系の性能価格比の改善効果について解析を行い, 記憶装置の価格性能特性が上記改善効果に最も影響力のあるパラメータであり, またLSIの技術動向は改善効果を増す方向にある, 等の事柄を明らかにした.
- 1979-09-15
著者
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