FACOM230-75システムにおけるメイン・メモリの構成
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概要
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FACOM230-75システムは,FACOM230-60システムの上位機種として,昭和48年春完成した超大型汎用電子計算機システムである.大型,超大型システムにおいては,メイン・メモリの構成や制御方式がシステムのJ性能に大きな影響を及ぼす.このため多重バンク構成,アドレスのインタリーブ,バッファメモリ方式など,実効的なアクセスタイムの短縮を図る各種の方式が開発され実用化されてきた.また記憶容量増大に伴い,信頼性に対する配慮が重要な課題となり,誤りの自動訂正,メモリアクセスの再試行,メモリ装置の切離し,組入れなど,いわゆるRAS機能向上のための多くの考慮が必要となる.FACOM230-75の開発に当たっては,これら高速化,高信頼化のための配慮が各所に払われたが,さらにFACOM23O-60と完全に上向きの互換性を保ちつつ大幅な機能拡張を行うという別の考慮が必要であった.以下にFACOM230-75におけるメイン・メモリの構成,バッファメモリ制御方式,信頼性に対する配慮などについて概要を述べる^1).
- 一般社団法人情報処理学会の論文
- 1975-04-15
著者
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