「コンピュータによる解決が図られない問題」の問題点
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概要
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ある種の問題の解決, たとえば重症患者や身体障害者が自分の意思を的確に表現できない状態の改善には, 技術的には可能であっても, 実際にコンピュータが利用されることは少ない. この状況が生じる原因は, コンピュータの道具としての特徴と, コンピュータ関連商品を供給する社会制度の特徴の双方にある. この種のコンピュータの利便をあえて社会的に提供するためには, ソフトウェア, ハードウェアの両面にわたって, 通常の商品生産とは異なる配慮が必要になる. また, でき上がったシステムの流通を市場に依存することは望み薄であり, 別の新たな社会制度を開発することが必要となる. (本稿は, 実例に基づく提案を含んでいる.)
- 一般社団法人情報処理学会の論文
- 1985-11-15
著者
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