ソフトウェア分散共有メモリにおけるアクセス履歴に基づくホーム移動(ソフトウェア分散共有メモリ)
スポンサーリンク
概要
- 論文の詳細を見る
ソフトウェア分散共有メモリシステム構築のための,ホーム移動の一手法の提案と,その基本性能評価について述べる.提案手法は,ホームノードにおいて収集した,ページに対するread/writeのアクセス履歴を,ホーム移動の判定に用いる.ホームノードは,他の計算ノードからのページ要求や,ページへの変更データを受け取るたびに履歴を更新し,そのエントリ数が閾値を超えたところで,履歴を用いたホーム移動の判定を行う.本論では,提案手法の特徴,および既存の手法との違いを明らかにし,既存の手法を含めた基本的な性能評価について述べる.性能評価には,8台構成のPCクラスタと,SPLASH-2ベンチマークのいくつかを用いた.その結果,提案手法は,他の手法と同等以上の効果があり,ホームを固定した場合と比べて,最大で2.25倍の高速化を確認した.
- 一般社団法人情報処理学会の論文
- 2004-05-15
著者
関連論文
- D-6-12 ヒューリスティックを用いた最適フローショップスケジューリングの並列探索法
- ソフトウェア分散共有メモリにおけるアクセス履歴に基づくホーム移動(ソフトウェア分散共有メモリ)
- B-40 ソフトウェアDSMにおけるホーム移動に関する一考察(リアルタイムと分散共有メモリ,B.ソフトウェア)