PCサーバの入出力インタフェース動向
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概要
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PCサーバのアーキテクチャが,基幹業務サーバやテレコムの市場まで広がりつつある.それに伴いPCサーバの入出力インタフェースに変化が現れてきている.ここ10年でマイクロプロセッサの動作周波数は30倍以上の高速化を成し遂げてきた.同様に外部の入出力装置であるハードディスクのインタフェースも約25倍の高速化,ネットワークについては約100倍の高速化を達成してきた.市場の広がりとともに,外部機器の高速化は続き,今後10年間で50倍以上の高速化が要求される見通しである.一方で,PCサーバの入出力インタフェースは. 1993年頃から採用されてきたPCIバスが継続して利用されているように高速化が足踏みをしている.近年になって,この状況を打破するように,さまざまなアプローチが検討されはじめている.本稿ではPCサーバの入出力インタフェースのさまざまな技術動向を紹介し,それらの目指す方向について考察していきたい.
- 2003-04-15