汎用電子乗車券システム : 事業者間での共通化試案
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概要
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「非接触」・「複数枚」・「共通化」を基本コンセプトとする電子乗車券の開発プロジェクトが進行中である。「非接触」については、既にフィールドテストが繰り返され、実用化のめどがたったと報告されている。「複数枚」については、同一事業者における定期券1枚とSF(ストアドフェア)券という単純な組み合せでは問題が少ないと考えられる。残された課題は「共通化」の実現方法である。この課題は、事業者の経営戦略とも関連があって、利用者のニーズと事業者の戦略は必ずしも合致する訳ではない。本論文では、汎用電子乗車券のセキュリティ及び利用者のニーズを考慮した上で、事業者の様々な経営戦略に合致すると考えられる「共通化」の実現方法を提案する。
- 一般社団法人情報処理学会の論文
- 1998-07-21