ソフトウェア製品化研究の再検討 : コンテンツ製品化研究のための「視点」を提示する試み
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概要
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既存のソフトウェア製品化研究で取り上げられてきた製品は、専ら何らかの実際的な機能と目的の為に購入、使用される機能目的型ソフトウェア製品(OS、アプリケーション)が中心であった。これに対し、消費者に遊びもしくは楽しみを提供する消費目的型のソフトウェア製品(テレビゲームソフトに代表されるコンテンツ製品)の製品化に関する研究はほとんどなされてこなかった。本論においては、まず、これまでなされてきた機能目的型ソフトウェアの製品開発既存研究の再検討を行う。そして、ソフトウェア製品化に特徴的な基本要素を抽出する。さらに、それらの基本要素から、今後消費目的型ソフトウェア(コンテンツ製品)の製品化研究を行うの際の「視点」を得ることを試みる。なお、コンテンツ製品の代表例として、近年になりもっともその市場が拡大した家庭用テレビゲームソフトを取り上げることとした。
- 2002-02-16