不正アクセスを考慮したシステムログ収集機能について
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概要
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コンピュータネットワークの普及にともない, ネットワークを介したシステム侵入・破壊などの犯罪も増えてきている.これに対しシステム管理者はファイアウォールの構築や各々のコンピュータのセキュリティ向上に努めている.しかしながら, 現在ファイアウォールを構築するホストとして数多く使われているUNIXホストが通常有しているシステムログ構築は, 侵入を受けた場合に侵入を検出したり, 侵入元を特定するためには不十分である.また, 進入者がシステムの特権を得た場合には侵入した痕跡を残さないようにログを消去してしまう場合が多いため, 侵入が判明した場合の解析が困難になるという問題もある.我々は実際に攻撃されたり侵入を受けた場合に役に立つシステムログ情報を記録するための機構を考案, 実装を行なった.
- 一般社団法人情報処理学会の論文
- 1998-05-29
著者
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