異文化コラボレーションのための情報共有
スポンサーリンク
概要
- 論文の詳細を見る
異なった価値観を持つ2人ないしはそれ以上の人間が交わることによって単独では生み出され得なかったような共通の理解・成果を生み出していくことがコラボレーションの本質である。マレーシアにおける異文化コラボレーションの実態や国際ワークショップでの議論などを踏まえてネットワーク社会におけるコラボレーションの本質とは何か、期待される応用課題、技術的ブレイクスルーは何かについて考察する。このような機運の中、我々も研究開発活動および地域教育研究機関との交流を開姶したところである。マレーシアは多民族、多言語、多宗教国家であり多様な価値観を持った人達が共生している。このように多様な価値観が共存する環境はマルチメディアのテストベッドとして非常に魅力的である。異なる価値観を持った人たちが時間、空間を超えて創造的な問題解決を行っていくためには本質的に何が重要になってくるのであろうか?本稿ではこのような問題意識に基づき異文化コラボレーションに関する考察を行う。
- 一般社団法人情報処理学会の論文
- 1999-05-24