局所的相互作用モデル\"Celloid\"におけるパターン生成
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概要
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AL(人工生命)の研究において重要とされている「出現する性質」をボトムアップ的に探求する研究として,筆者は現在"Celloid for Organismoid"と名付けた研究に取り組んでいる.即ち,部品として細胞もどき(Cell-oid)を設計し,それらを集団として相互作用させることにより,有機体もどき(Organism-oid)を出現させようとする研究である.本報告では,この一例として「昆虫等の剛毛発現過程に見られる大域的秩序の出現現象(まわりに剛毛が発現していないところに最新の剛毛が発現するパターン生成現象)」をとりあげ,その「AL的再構成」のモデル("box-in-box-type genetic network")とその実験結果を報告する.
- 一般社団法人情報処理学会の論文
- 1994-03-08