コニック対応に基づく平面物体の画像変換 : 冗長性を利用した線形アルゴリズム
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概要
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本稿では,コニック対応に基づいて,キャリプレートされていないカメラで撮影された透視変換像を解析し,投影像間の関係を導出する.そして,コニックの2枚の透視変換像間に線形拘束が存在することを明らかにする.また,この拘束式を定める係数は,同一平面上で一般の位置に存在するコニック7個(以上)の像の対応によって求まることを示す.さらに,この係数から,点対応に基づいてその2枚の透視変換像を結ぶ変換を,線形計算によって,定数倍の不定性を除いて一意に求める手続きを示す.これによって,平面物体の透視変換像では,コニック対応に基づいて,簡便な手続きによって,その画像中に存在する点干直線を取り扱うことができる.
- 一般社団法人情報処理学会の論文
- 1997-01-23
著者
関連論文
- 金谷健一(著), 形状CADと図形の数学 工系数学講座19, 共立出版, 1998年, 2500円(税別), ISBN4-320-01618-1
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