自己組織化型P2Pコンテンツ共有・検索エンジン-TellaGate-の開発
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概要
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本研究では. Peer-to一Peer(P2P)システムにおいて,コンテンツ発見を容易にするために,ユーザの嗜好に着目する. Peerが公開しているテキスト・コンテンツからPeerの嗜好を定義する.さらに,嗜好の類似したPeerをネットワーク上で近くになるように自己組織化的に再配置し, P2Pネットワーク上にクラスタを形成する.これにより,ネットワークの通信負荷を抑制しつつ,コンテンツの発見率を維持させることができる.さらに,自己組織化されたネットワークの1)ネットワーク直径, 2) WSクラスタリング係数を測定したところ, Small-Worldネットワークが形成されていることが分かった.また提案プロトコルの実装例として,研究者向けサービス,論文の分散アーカイブ・検索システムの開発例を紹介する.
- 一般社団法人情報処理学会の論文
- 2004-08-04