米国と日本で医学教育,臨床および患者の安全のためにコンピュータを利用する新たな方法
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概要
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米国と日本で医療におけるコンピュータの利用が最近広まっている。その理由は、高速でワイヤレスな接続が可能になったことや、低価格化、医療や文書の質を上げる要求、医学教育の改善などのためである。一方、それには不利な点もあり、それはさらなる時間や努力を要すること、ウイルスへの脆弱性、患者情報の保護違反のおそれ、初期費用が高いことなどがある。そこで医師にコンピュータプログラムを見せて,その利点が欠点を上回るかどうか判断してもらうのが良いかもしれない。本文ではそのような多くの英語および日本語のプログラムについて論じている。また米国と日本における大きな違いは,日本の医師より米国の医師の方が携帯情報端末(PDA)を良く使うということである。PDA は迅速な情報アクセスにより医療ミスを減らすとともに効率も上げることができる。PDA の市場は日本では現在衰退しているが,日本での携帯電話の高い普及率を考えると,携帯電話とPDA が合体したスマートフォンの到来で,日本の医師達はPDA を医療に利用したいという興味を起こすかもしれない。
- 国立情報学研究所の論文
著者
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小出 大介
Clinical Bioinformatics Research Unit Graduate School Of Medicine Univ. Of Tokyo
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PESKIN Edward
General Obstetrics and Gynecology, Medical School, Univ. of Massachusetts
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Peskin Edward
General Obstetrics And Gynecology Medical School Univ. Of Massachusetts