2229 表面改質によるエンジンの摺動抵抗低減技術
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概要
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ピストンスカート面の表面改質による摺動抵抗低減技術を開発した。これはショットピーニングを応用し、中心粒径φ40μmの略球形セミックビーズを圧縮エアと共に高速で衝突させ表面に微細な窪みを形成し、油膜保持性向上を図ったものである。これによりエンジンの摩擦損失出力を2∿2.6%低減できた。合わせて、効果持続性と焼付き荷重の向上も図れた。この技術は他部品への適用拡大の可能性もある技術である。また、ハイブリット車インサイト用エンジンよりこの技術を使ったピストンの量産適用を開始した。
- 2000-07-31