高周波熱凝固装置とペインクリニックでの応用(<特集>慢性疼痛治療における医療機器の現状と展望)
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概要
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高周波熱凝固は, ペインクリニックで神経ブロックをするとき使用される除痛法の一手段である. この神経ブロックとは「脳脊髄神経や脳脊髄神経節または交感神経節, およびそれらの形成する神経叢に向かってブロック針を刺入し, 直接またはその近傍に局所麻酔薬, 神経破壊薬または高周波熱凝固法を用い, 神経の伝達機能を一時的, 長期的または半永久的に遮断する方法」である. 高周波熱凝固(Radiofrequency Thermocoagulation:RFT)は高周波エネルギーを用い, 遮断したい各種神経を凝固破壊する手技であるが, 最近Pulsed radiofrequency(PRF)により知覚低下, 筋力低下を生じさせない手技可能の装置も広く使われ始めている. 高周波発生装置 現在4機種があるが, 日本で使用可能なのは3機種である. (1)Radionics社製のRFG-3CF(U. S. A. ), (2)Neuro Thermo JK3(Eng. ), (3)Leibinger社製のNeuro50(Ger. ), (4)Baylis社製pain management generator version2(Canada). 現在, 当科で使用している高周波発生装置は, (1)Radionics 社製のRFG-3GFである.
- 日本医療機器学会の論文
- 2005-03-01
著者
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