東京都内の病院における医療機器管理の状況(<特集>:医療機器管理の現状と医療機器管理室施設整備事業の推進)
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概要
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昨今, 医療機関における医療事故発生や安全管理体制の在り方が話題となることが後を絶たない. 従来まで東京都の薬務行政は, 医療機器メーカ等に対する立入検査等を通じて, 「物」由来の安全確保対策を重点的に実施してきた. しかし, 医療機器に係る事故発生を未然に防止し, 患者の信頼に応えうる医療を提供するためには, 「物」, 「使用」双方の安全が両輪となって相互を支えあうシステムの構築が必要である. こうしたことから, 東京都では平成13年度に都内の病院における医療機器の保守点検状況に関するアンケート調査を実施するなどの基礎調査を行った. また, 平成15年度から病院に対する立入調査(以下, 「総合薬事指導」という. )を通じて, 「使用」の安全確保に向けた働きかけを全国に先駆けて開始した. 今回は, 現在までの総合薬事指導の実施状況および指導により得られた東京都内の病院における医療機器管理の現状と課題を, 事例等を交えながら紹介する. 総合薬事指導の概要 調査対象 都内に所在する病院を対象としている.
- 日本医療機器学会の論文
- 2004-11-01
著者
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