21世紀科学のパラダイム・シフト : 情報諸科学とプログラム科学, そして社会情報学
スポンサーリンク
概要
- 論文の詳細を見る
The modern science at large is now undergoing a following dual but inseparable paradigm shift. First, sciences related to information such as molecular biology and computer science, etc. have led to the appearance of the scientific concept of information as contrasted with the concept of mass-energy. This scientific concept of information may cover various types of information from its broadest sense of "any pattern of mass-energy" through "a set of signs in any stage of its evolution" to the narrowest sense of "a set of outer symbols which is transmitted and influences decision-making of an actor in terms of its cognitive function", that is to say, the sense of information as in natural language. Secondly, the above sciences related to information along with each "institution" school in the social sciences, also have led to an awareness that there can be another type of modern science, namely, program-explicating science as opposed to nomothetic or law-setting one. The scientific construct of program is defined here as "a set of signs in any evolutionary stage which emerges, is selected and stored in a biological or human system, generating, maintaining and diversifying the patterns of the structure and process of the system". The paradigm change of the 21st modern science as stated above will give birth to a new discipline of the social science called "socio-informatics", which is expected to offer new perspectives to solve the paradigmatic problems of the social science, utilizing the new concepts of information and program.
- 社会・経済システム学会の論文
- 1996-10-19
著者
関連論文
- ディスカッション(山口昌哉先生追悼パネル,追悼パネルディスカッション)
- 意味・ルール・自己言及 (意味と自己組織性)
- パネルディスカッション(山口昌哉先生追悼パネル,追悼パネルディスカッション)
- 問題提起(公開講演会「産業空洞化問題を考える」開催さる)
- 社会情報学の時代超越性と時代被拘束性
- リスクと安全をめぐる三つの問題(企画分科会IIの報告,システムのリスクと安全)
- 新科学論と存在論的構築主義:「秩序原理の進化」と「生物的・人間的存在の内部モデル」(差異/差別/起源/装置)
- MS2B3 ゲノム科学が意味するもの : 大文字の第二次科学革命(転換期の生物物理学 : 新世紀学術の方向を探る,特別企画:40周年記念シンポジウム,日本生物物理学会第40回年会)
- 新科学論をめぐる二つの断章
- 新科学論と人工物システム科学 : 総合科学技術政策のあり方をめぐって
- コミュニケーション学研究科はすごい!--その三つの理論的実践的意義 (講演記録 コミュニケーション学研究科博士課程開設記念講演会)
- 特別掲載 科学論の情報論的転回--総合科学技術政策における人文社会科学の位置づけ
- 近代科学の情報論的転回 : 大文字の第2次科学革命
- 21世紀の科学--大文字の第2次科学革命 (特集 プログラム科学--社会科学にはあるか)
- 「プログラム科学」と「設計科学」の提唱--近代科学のネオ・パラダイム
- 21世紀科学のパラダイム・シフト : 情報諸科学とプログラム科学, そして社会情報学
- ポスト分子生物学の社会科学 : 法則定立科学からプログラム解明科学へ
- 情報・情報処理・情報化社会 (社会と情報に関するシンポジウム)
- 情報・情報処理・自己組織性--基礎カテゴリ-のシステム (情報技術と組織)
- 7 情報学の構築 : 社会情報の研究方法
- 社会理論のフロンティア--自己組織性と言語ゲ-ム(共同討議) (再び現代社会学のフロンティア)
- 人間社会の自己組織性の基礎理論--法社会学は理論社会学の新たな核たりうるのではないか (法社会学への期待)
- 特別掲載 シンポジウム 情報社会を設計する
- 「大文字の第2次科学革命 : からへ」
- 特集1 新春特別座談会 21世紀の科学の役割を問う
- ゲノム科学が意味するもの--一社会学者の文理横断
- 近代科学のメタパラダイム転換:一つの試論 (特集 新しい学術の体系--社会のための学術と文理の融合)
- 文理の融合を目指して:一つの仮説的試論 (学術会議は考える--いま、新しい舞台へ)
- 学術会議は考える 学問的創造の条件:技法・主体・文化
- 私の青少年問題/逸脱から創造的破壊へ--ある家庭内暴力者の生涯
- 連合部会討議資料 「新しい学術体系」をめぐる一つの論点整理
- 「新しい学術体系」の必要性と可能性--運営審議会附置新しい学術体系委員会 (特集 〔日本学術会議〕常置委員会の目指すもの)
- 「21世紀型総合学術会議」の基本的役割とその組織・運営原則 (特集 日本学術会議の改革に向けて)
- 藪にらみ情報技術論:二つの話題 (特集2 21世紀とIT社会)
- 21世紀科学の再編と社会学 (21世紀の学術研究への期待)
- 第134回総会自由討議における資料 俯瞰型研究とは何か:人工物システム科学の提唱と科学論のパラダイム転換 (特集1 日本学術会議第134回総会 第18期活動計画の全容)
- 特集 俯瞰型研究プロジェクト(2000年10月号)を受けて--俯瞰型研究の対象と方法:「大文字の第二次科学革命」の立場から
- 安全学事始--としての安全科学 (特集 安全)
- モ-ド1型知識生産の自己改革--岩崎俊一講演を導きの糸として (特集 新たなる研究理念を求めて--日本学術会議第129回総会)
- 大文字の第2次科学革命--〈物質エネルギ-と法則〉から〈情報とプログラム〉へ
- ライフスタイルと資源の諸類型--物的生物的資源志向の幸福観から情報的資源志向の幸福観へ (特集 ライフスタイルの転換と新しい倫理--21世紀型社会に向けて)
- 二つの相互循環 : 社会学的認識の基本特性
- [言語情報-内部選択]型の自己組織性 (意味と自己組織性)
- 柔らかいシステムと硬いシステム : 1つの原理的考察 : 自己組織理論の視角(「柔らかいシステム」をめぐって)
- 危機がシステム論に問いかけるもの
- 問題提起(情報化はシステムの構造をどう変え得るか)
- システム理論と現象学的社会学との接点を求めて
- 社会 社会問題群と社会学的パラダイム--業績主義社会の中の属性主義 (80年代の方法論)
- 社会科学の協動研究基盤を求めて (社会科学の超学的協同)
- 社会学 生産力史観と生産関係史観 (社会科学への招待(特集))
- 行動科学における連関のモデル
- 集団系のモデル構成 : 機能的系理論の骨子
- A.G.I.L.修正理論--T.パースンズ教授への提言-1-
- A.G.I.L修正理論--T.パースンズ教授への提言-1-
- 力関係とモラール--組織動因の問題