燃料噴射ポンプにおける気泡現象の研究
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概要
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吸入行程に於てポンプバーレル内に眞空を生ずる様な機構になつてゐる燃料噴射ポンプに於ては、その吸入行程における眞空(減圧)のために燃料中に溶觧してゐる空気が游離析出される。游離された空気の気泡はポンプの噴射油量や噴射時期に影響する事は容易に想像される事である。この報告はポンプバーレル内における気泡発生の事実を確かめ、尚気泡は主として燃料中に溶觧した空気であることを指摘した。游離された気泡がポンプの性能に及す影響に就ては更に実驗を進め何れ報告する予定である。
- 1942-02-01