關西共同火力發電株式會社第一發電所据付の三菱ツェリータービンに就て
スポンサーリンク
概要
- 論文の詳細を見る
本タービンは東洋に於ける最大容量のものであり、其の主蒸気の圧力及び温度は再加熱を行はぬ場合、現代抜術の容認し得る最高標準に近いものである。且つ本機は大工業地帯に大量の動力を供給する重大なる使命を帯びておる故、特に効率竝に信頼度を最上級のものにする必要がある。斯様な記録的國産タービンであるから、其の設計製作に關しては特に考慮を要す可き点が多々ある。依つて本機構造の大要、設計上特に考慮した点、使用材料竝に製作工場に於ける諸試験検査等に就き如何に注意と考慮を拂つてあるかを説明する事にする。
- 一般社団法人日本機械学会の論文