空気動力計に關する一實驗
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概要
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空気動力計の主要部たる羽根板の周邊の稜の形が動力計の性能に及ぼす影響を研究したものである。一本のアームの兩端に104mm角の羽根板を附けた空気動力計を用ゐ、アームの長さ624mm及676mmの二種に就て、羽根板の縁邊に1mm乃至4mmの半徑の角落しを施して毎分回轉數400乃至2,000の範圍内で實驗した。角落しをつけた場合には吸收馬力が角落半徑1mmのとき約5%, 2mmのとき10%, 3mmのとき13%, 4mmのとき15%減少すると云ふ結果が得られた。
- 一般社団法人日本機械学会の論文
- 1932-08-01