操貨設備の推移に就て
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概要
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貨物の中で集積貨物は機械装置で取扱ふのに適當して居るから何れの國に於ても横械的取扱の設備が發達して居る。之に反し個々別々の一般貨物の機械的取扱は仲々進歩し難い。埠頭と船舶との間では起重機を用ゐる歐洲と、船上装置に依る米國とは取扱方法が大に異る。歐洲に於ては迅速軽易の荷扱ひを行へる様に起重機が發達した。埠頭上の運搬には動力車輛が漸次手車に代つて来たが米國に於ては容器運搬法及受臺運搬法の應用が盛んになり此様式は工場内の製造工程間に迄取入れられるに至つた。之は運搬に對する標準化の一つの表はれである。
- 一般社団法人日本機械学会の論文
- 1931-06-01